上司へのプレゼント
日本は、第二次世界大戦後、高度経済成長期を経て、世界的に見ても経済大国に発展しました。その頃は、今のような週休二日制ではなく、休みは日曜日だけ。日本人は、敗戦後の復興から立ち直り、東京オリンピック、大阪万博と敗戦国とは思えない発展を遂げるため、まさに身を粉にして働きました。日本人の勤勉さが、この驚異の経済成長を支えてきたと言えるでしょう。
しかし、それは良い面だけではなく、その勤勉さが裏目に出るようなことも起こったのです。それが、1980〜90年代にかけて社会問題となった「過労死」です。働き盛りの男性が、超過勤務によって心筋梗塞や脳卒中などで突然死すると言うケースが急激に増加し、日本人の「働き過ぎ」が問題視されるようになりました。
その後、過剰な勤務状態などを是正すべく労働法などが改正され、週休2日となり、有給休暇という制度も一般的になってきたのが、1990年代後半からです。
そして2000年代に入ると、仕事だけではなくプライベートも大切にする、という「ライフワークバランス」という言葉が叫ばれるようになり、最近は職場や仕事がすべてという人間は、若い世代はとくに減少しているといわれています。その「ライフワークバランス」という価値観によって、以前よりも職場の人間関係がいささかドライになったようです。
若者の価値観の変化
とくに、最近の若い世代は職場とプライベートをきっちり分けたいと考えている人が多く、勤務時間以外の職場の行事に出席することには消極的な傾向があります。極端な例では「お給料が出ないのに、どうして飲み会なんかに参加しなければいけないのか」という人さえいます。
そして、最近の若い世代はお酒を飲まない、とよくいわれていますので、今の上司世代というのは、部下とのコミュニケーション方法について非常に悩んでいる人が多いといわれていますね。
たしかに、昔は職場とプライベートの境界が非常にあいまいで、会社に滅私奉公しなければいけない、という価値観から、上司が言うなら残業も当たり前、いささか人権が無視されていたといってもいいかもしれませんから、現在では職場環境は好転しているといってよいでしょう。
会社員として、上司へのプレゼントは必須
しかし、人間生きて行くためには仕事をしてお金を稼がないといけません。自営業の人は例外として、ほとんどの人は学生生活を終えたら会社に就職し、サラリーマンになります。サラリーマンになったら、朝早くから夜まで1日の半分を会社で過ごし、そして20代から大体60歳で退職するまで、35年から40年ほどずっと会社員としての生活が続くわけです。
われわれ日本人の人生にとって「会社」というのは非常に大きな割合を占めているといってよいでしょう。だから、あまりにもドライなスタンスでいるのはさみし過ぎるのではないでしょうか。意識して極端に「仕事は仕事!プライベートはプライベート!」とあまりにもきっちりと分け過ぎずに、ある程度職場の人たちと楽しくやれるように努力した方が、充実した会社員生活が送れるのではないか、と私は思っています。
会社の上司へのプレゼントのコツ
欧米のドライさをすべて真似する必要はなくて、日本社会の良いところは残して行った方がよいと思いますし、契約関係とかそういうことを抜きにして、職場の結束力が強くアットホーム、というのは日本の会社の良いところですからね。やっぱり人間関係はできるだけ円滑にして、楽しい会社員生活を贈りたいものです。
そこで、会社での人間関係を円滑にするには、同僚ももちろん大切ですが、やはり自分の直属の上司とうまくやっていくことが一番のポイントになってきます。上司とうまくやっていけるかいけないかで、あなたの会社員生活が楽しくなるか否かが決まると言っても過言ではありません。
やはり、上司とは仕事上の関係だけと割り切るのではなく、人間としてのお付き合いをしていくことも円滑な関係を築くために重要なのではないでしょうか。それを助けてくれるのが、上司へのプレゼントです。今回は、会社の上司へのプレゼントについて、お話していきますね。